CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)とは、多種多様な顧客データを収集・統合・分析し、様々な施策へ活用するための基盤を指します。個人情報保護の法規制が整備されていく近年において、次世代マーケティングにおける有効且つ効果的なソリューションとして多くユーザーに活用されています。
そんな中、注目を集めているのが、株式会社フリップデスクが提供する「Data Union(データユニオン)」です。
Data Unionは、クライアントが自社で保有するお客様(エンドユーザー様)の情報を1ヶ所で集め、分析をし、施策に活用する、といったマーケティング施策全般においてハブとなる役割を担います。
複数の施策・チャネルの情報を集約することで、施策同士を繋げ、相乗効果を引き出したり、過度なコミュニケーションになっている点に気づけるなど、マーケティング施策全体を俯瞰し、企業とユーザーの最適なコミュニケーションを実現することができます。
今回はData Unionを提供する株式会社フリップデスク 代表取締役社長の佐々木 忍さんにサービスについてお話を伺いました。
目次
Data Unionの3つの特徴
Data Unionの3つの特徴について見てみましょう。
170を超える連携コネクタが標準機能として搭載
170を超える連携コネクタが標準機能として備わっており、デジタルマーケティング領域において、主要なツールの大半と、容易にデータ連携を行うことができます。
集客・分析・顧客管理・育成・ナーチャリング・離反防止など、様々な課題に対する打ち手とその効果を1か所に集約することで、施策同士を有機的に連携させ、より良質な顧客コミュニケーションを実現いたします。
AIの分析機能を活用し、ロイヤルカスタマー予備軍を検知
会員情報、購買データ、商品マスターをData Unionに読み込ませることで、初回購入時の傾向から、ロイヤルカスタマー化する期待値を算出することができます。これによりCRM/MAの施策を通じて時間をかけて育成した顧客コミュニケーションの時間を短縮することができます。
また、クーポンや割引が必要だったのか(割引があったから買った群/割引が無くても買った群)をあぶり出し、適切なマーケ予算の投下先を選定するといったご支援も行っております。
マーケティング施策全体を俯瞰して、最適化を図る
広告運用、ウェブ接客、チャットボット、ヒートマップ、顧客管理システム(例:セールスフォース等)、MA、LINEなどのメッセージングアプリなど、マーケティング活動を行う上で、複数のツールを導入し運用されているケースがほとんどです。
1つ1つの施策を良い状態にする部分最適は各部門ごとに進められますが、施策を横断して繋げ、1企業と1ユーザーとのコミュニケーションという観点で、全体を俯瞰して、良い状態かを確認できている企業は多くありません。
Data Unionでは、それを実現できるのはもちろん、どうあるべきかの要件定義から、初期構築、運用支援までを一気通貫で提供できる点も、特徴の一つだと考えています。
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【開発会社インタビュー】株式会社フリップデスク 代表取締役社長 佐々木 忍さん
<プロフィール>
2010年関西大学法学部卒業後、楽天株式会社へ入社。その後、SORABITO株式会社への転職を経て、株式会社ナディアへと籍を移す。事業開発部に所属し、チャットボットのサービス設計、拡販準備に従事し事業に貢献した。その後1年ほど経営企画に携わり、経営視点で業務を学び、2019年4月より株式会社フリップデスクの代表取締役社長へ就任。