TeamSpirit(チームスピリット)は、勤怠管理・工数管理・経費精算などのバックオフィス業務をクラウドで一元管理できるプラットフォームです。
しかし、「具体的にどんなことができるの?」「費用は?」「テレワークに対応してる?」などなど、知りたいことが多いと思います。
そこで、この記事ではTeamSpiritの特徴やおすすめのポイント、機能、始める方法などを詳しく解説をしていきます。バックオフィス業務を見直したいとお考えの方は特に必見です。
目次
TeamSpiritとは
TeamSpiritとは株式会社チームスピリットが運営する勤怠管理システムです。
勤怠管理、就業管理、工数管理、経費精算・電子稟議など全ての授業員が日常的に利用する機能を一つにまとめたサブスクリプション型のクラウド型サービスです。
従業員の勤怠状況をデータとして簡単に集めることが可能です。
データは有効活用をすることで職場にある課題を見える化して、作業の効率改善やプロジェクトの進め方、社内のコミュニケーションアップなどより良い職場環境を改善することができるシステムです。
圧倒的に使いやすいUIで1,600社、39万人以上(2022年11月現在)に採用されているテレワーク・オフィスワークなどで働く人が利用しています。
TeamSpiritの特徴
TeamSpiritの特徴をご紹介をします。
誰でも使いやすいインターフェイス
TeamSpiritの勤怠管理は「働く人たちに負担が掛からない」というコンセプトで設計されています。
今まではタイムカードや勤怠管理をエクセルで行っていた企業もあるかと思いますが、TeamSpiritではエクセルで集計する必要もありません。
出退勤の打刻方法はICカード、パソコンやスマホで対応可能で1クリックで完了をすることができる為、オフィスにいなくても在宅、出張先からでも簡単に打刻をすることができます。
例えば、出勤ボタンを押した後は欠勤ボタンが押せない仕組みとなっていて操作ミスを防ぐことが可能です。
さらに、ボタンの配置もわかりやすく各種申請画面も1クリックするだけで申請メニューが一覧で表示され、申請を行うことができ、何を入力していけばいいのかわかりやすい構成となっています。
TeamSpiritを導入することで、社員の勤怠管理だけでなく、経費申請や工数管理、稟議申請など管理したい項目を1つのツールで完結することができるので、業務効率を向上させることが可能です。
複雑な勤務体系にも対応
TeamSpiritならフレックスタイム制をはじめ固定労働制、裁量労働制など、様々な勤務体系でも労働時間を自動計算してくれます。
複雑な勤務体系だと従業員の出勤・退勤も複雑になり、どのように管理していくのかが問題になります。しかし、TeamSpiritは全従業員の出勤状況をダッシュボードで一覧表示できるため、勤怠管理が簡単に行えます。
データを活用した働き方の見える化
TeamSpiritは取得したデータをリアルタイムに表示できる機能が搭載されているため働き方の見える化が行えます。
タスク管理やスケジュール管理に役立つ機能がそろっており、従業員一人ひとりの業務内容や作業実績を把握することができます。
例えば、36協定に抵触する可能性のある場合、その従業員だけを一覧にして表示させることができるので、管理者に求められる安心・安全な職場環境作りが容易に行うことが可能です。
健康経営の実現
TeamSpiritでは、前日の退社時間から当日の出社時間までの勤務間インターバルを、従業員が確保できているかリアルタイムに集計し一覧で表示することができます。
また、確保しなくてはいけない時間が不足した場合もカウントすることもできるので、一定数を超えた従業員と上司同士で改善検討をすることも可能です。
さらに、TeamSpiritと健康管理システムCarelyと連携することで、従業員の労働時間や深夜・休日労働時間、年次有給休暇の取得率などTeamSpiritで集約された勤怠データとCarelyで集約されている従業員の健康診断・ストレスチェックなどの健康データを一元管理することができます。
これにより、過重労働者の情報を産業医と面談をした時に、データから課題の特定をすることができるため改善に向けた具体的な指導につなげることが可能となります。
このような取り組みは「従業員を大切にしている」と評価され、社外からもイメージがよくなり、結果として取引先・顧客の獲得数がアップする可能性もあります。
テレワークの推進
TeamSpiritに搭載されているすべての機能は、在宅勤務でも使うことができます。
通常業務に必要な機能がそろっているため、リモートワークの導入・推奨や業務のDX化を進めている企業におすすめです。
機能について
TeamSpiritの特徴的な機能についてご紹介します。
■勤怠管理 従業員の勤怠情報をリアルタイムに計算・集約をすることができます。 近年、働き方の多様化に伴い、フレックスタイム制や労働裁量制、時短勤務だけでなく、契約社員や派遣社員、アルバイトやパートタイムなど、さまざまな雇用形態による従業員を雇う企業が増えています。 そのため、勤怠管理を行う側も雇用形態別の集計が複雑化していて、管理が難しくなっている課題があります。 TeamSpiritではどんな雇用形態でも設定するだけで、労働時間を自動計算してくれるので、労務担当者が月末に集計・確認を行う作業が短縮化されます。 さらに、集計されたデータは給与計算システムとも連携をすることができるので、管理業務の負担も大幅に削減することができます。 |
■工数管理 勤怠時間と連動して工数管理をすることができます。TeamSpiritの工数管理システムは勤務時間と整合のとれた工数登録が可能です。 工数登録を行う際はスライダーを用いて1日の勤務時間における各作業の割合を入力するだけで自動で計算をしてくれます。そして、取得した工数データは誰が・どんな働き方をしているのか、日々の成果指標をグラフにして正確に把握することができます。 これにより、働き方の見える化にも繋がり、社員一人一人の成果を正確に把握することができるので、管理側も成果を出した社員を正しく評価できるようになるでしょう。 |
■経費精算 スマホやタブレットを使って、いつでもどこでも経費精算を行うことができます。 経費精算は申請書に作成日や利用用途、金額などを記入していく必要があります。例えば、交通費精算であれば、乗車駅、降車駅、金額、訪問先、目的など項目が多くあります。 承認者も上記のような申請情報が本当に正しいのか、社内規定を守っていない申請がないか確認をします。正確な情報の記入・確認をするためにこれらのことを調べることから行わなければいけなく、手間と時間がかかります。TeamSpiritの経費精算システムは経路検索機能と連携した交通費の自動計算機能があるため、入力の手間を大幅に削減してくれます。 さらに、専用アプリを使ってスマートフォンのカメラから領収書を撮影するとOCRで利用履歴を読み取り、経費情報の入力をしてくれます。 |
■プロジェクト原価管理 正確な個別原価管理をプロジェクトごとに管理をすることができます。 原価の算出に必要なデータを収集・分析ができなければ、予算段階など必要に応じて標準原価計算や実際原価計算などを行うことが難しいです。この部分の管理ができていないとプロジェクトの遅延や目標予算の未達などうまく実行することができません。 そこで、TeamSpiritのプロジェクト原価管理システムであれば、工数情報と経費情報と連携をして自動的に受注前のリソース計画や予実管理が行えます。また、工程別原価や部門別原価も自動的に計算できます。そのため、原価計算の負担が軽減され、最適な営業計画、経営計画につなげることができます。 |
TeamSpiritはこんな企業におすすめ
TeamSpiritは以下の課題をもつ企業におすすめです。
データを活用した働き方を変革したい
働き方改革に伴い、正確な勤怠管理や工数管理を行いたい企業にはTeamSpiritはおすすめです。
勤怠管理と工数管理の不一致が生じると、どのプロジェクトにどれだけの時間を費やしたのかが正確に把握できず、正確な原価管理が行えないなど労務リスクが生じます。
TeamSpiritでは勤怠管理と工数管理を一元管理をすることができるため、両方の情報を正確に一致させることができます。
さらに、ワークフローを統一でき、大幅な業務効率の改善を行うことが可能です。それぞれの機能が連携している為、情報入力や確認などに費やす時間が減る為、他の業務に時間を有効的に使え、生産性が向上することが期待できます。
稟議業務のシステム化をしたい
TeamSpiritでは勤怠管理だけでなく、電子稟議の機能を追加することが可能です。
電子稟議の場合、自身に意思決定がない場合は決定権のある方に稟議書を提出して、承認が下りれば購入できる流れですが、承認を得るまでに手間と時間がかかっているという企業は多いのではないでしょうか。
TeamSpiritでは現行の運用ルールのまま、システム化することが可能で、プロジェクト、取引先などと関連した稟議の作成や、経費精算時に、稟議を紐付けた申請などをすることが可能です。
さらにスマホやタブレットなどで稟議申請を承認したり、差し戻し、代理承認の設定をすることも可能なので、承認が下りるまでのスピードが向上できます。
社内コミュニケーションを活発化させたい
TeamSpiritには社内専用のSNS機能が搭載されているため、リモートワーク・在宅勤務環境でも従業員とのコミュニケーションを行えます。
複数の事業所での勤務や多様な働き方が進む企業が多くある中、なかなかFtoFで会話をすることが少なくなってきてコミュニケーション不足という課題があります。
その点、TwitterやInstagramのように簡単にコメントをつぶやくことができるので、チームメンバーに業務状況などを簡単に共有することができます。
さらに、「いいね機能」や「共有機能」も搭載されており、業務上のやり取りだけでなく日常的な会話にも利用可能です。業務に関する「1on1コーチング」にも使えるため、上司や教育係と二人三脚でプロジェクトを進めることができます。
TeamSpiritの料金設定
TeamSpiritには5つの料金プランが用意されています。詳しくは以下の表を参考にしてください。
TeamSpiritは複数の機能を組み合わせたパッケージをご用意していますので、自社に合ったパッケージを導入することができます。
TeamSpiritのプラン一覧
TeamSpirit |
TeamSpirit Shift |
TeamSpirit HR |
TeamSpirit Leaders |
TeamSpirit EX |
|
月額費用 |
600円/一人 |
700円/一人 |
900円/一人 + 人事担当者900円/一人 |
600円/一人 + リーダー 6,000円/一人 |
個別対応 要問合わせ |
初期費用 |
150,000円 |
200,000円 |
250,000円 |
200,000円 |
|
備考 |
スタンダードパッケージ |
シフト管理付き |
働き方改革プラットフォーム |
工数管理連動 プロジェクト 原価管理 |
大企業向け |
月額利用料金は利用ユーザーによって変動します。その為無駄なコストは抑制し、必要最低限のコストで運用することが可能です。
また、TeamSpiritは30日間の無料トライアルプランもあるため、試しに利用して操作性、機能などをチェックしてから有料プランを契約するか検討すると良いでしょう。
TeamSpiritの導入の流れ
次にTeamSpiritの導入から運用開始までの流れについて順番に解説をしていきます。導入の流れとしては以下のステップで行えます。最大5ユーザまで30日間無料トライアルが可能なので、まずはトライアルを試していただき自分の会社に合っているのか判断してみるといいでしょう。
無料トライアルの申し込みは以下の方法で行えます。
【30日間の無料トライアルの申し込み方法】
- 公式サイトに(こちらから)にアクセスして「無料製品デモ」をクリック。
- 必要事項を入力し、情報を送る
- 機能やサービスの解説を受ける
- 無料トライアルを試す
- 引き続き利用したい場合は見積もりを依頼し、契約をする
-
初期導入設定を行い、本格運用開始
無料トライアルは5ユーザーまで利用することが可能で、細かい操作性や自社データの登録設定、疑問点などを専門のスタッフへ相談することもできます。
TeamSpiritが希望に合う勤怠管理システムなのかを体験することができます。
まとめ
ここまで、TeamSpirit について特徴や機能、導入の流れなど検討を進める上での情報を紹介してきました。
TeamSpiritは勤怠管理、工数管理、経費精算など勤怠以外の管理も含め一元管理することが可能です社内全体の勤怠状況やプロジェクトの進捗状況を見える化して、長時間労働を抑制しながら従業員一人ひとりのタイムマネジメントが行えます。チャット機能もある為、上司や仕事の関係者と簡単にコミュニケーションが取れるため、リモートワーク中の従業員とも密なコミュニケーションを取ることも可能です。
通常業務に必要な機能がオールインワンでまとまっているので、勤怠管理システムを導入しようか検討している企業はこれまでの情報を参考にしてみてください。